【1122】一丁目ゆきみ商店街

2020年02月02日

【蛇】「来てしまった」ってお前が笑う

むかしなつかしの笑顔だ

あの駄菓子屋はまだあるかな

【蛇(蓮ハモリ)】きっときっとまだ元気だろう

【蓮(蛇足ハモリ)】いつものように待ち合わせた

あの大きな坂を登り切ったら

100メートルもないような

派手な看板似合わぬ商店街

【蛇】おれもおまえも 息なんかきらしちゃって

すっかり年をとったなって

【蓮】おれらそんな 年喰っちゃいないぜって

登り切る坂

【二人(ハモリあり)】

もうここは なくなってしまったね

【二人】

むかしのように笑うことも 許されないでしょう

【二人(ハモリあり)】

ああいつかは 消えるって知ってた

【二人】でも僕の中の コレはずっと

ココにあるでしょう

【蓮】次はいつ会えるんだろうな

【蛇】三年後にでも会えりゃいい方だろ

【蓮】次までにどっちか死んだりしてさ

【蛇(蓮ハモリ)】そんな物騒なこと言うんじゃねぇ

【蓮(蛇ハモリ)】空をただただ漂っていく雲のように

管を通う血液のように

分かれ道の果て消えてゆく

運命さ・・・

【蛇】

五年も経って久方ぶりに おまえに連絡とってみれば

おいよせよ ずいぶんはえぇじゃねぇか

おいまてよ おいまてよ

もうおまえは いなくなってしまったね

むかしのように笑うことも 許されないでしょう

またいつかは 笑えるって思ってた

微笑むように声もなく 消えてった

【二人(ハモリあり)】

ああ全部 なくなってしまうんだね

むかしのように泣くことも 許されないでしょう

いつまでも在るって 信じてたけど

微笑むように声もなく 消えてった

でも僕の中の コレはずっと

ココにあるでしょう

【蓮(蛇ハモリ)】消えないでしょう

【蛇(蓮ハモリ)】増えていくでしょう

【蓮(蛇ハモリ)】笑えるでしょう

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